こんにちは!
富士見醸造所の下津です。
中々思ったような夏休み過ごせてない方も多いと思いますが、醸造所のビール達は今日も元気に皆様に飲まれる事を夢見てすやすやと眠ってます!
今日は、そんなビール達の睡眠環境のお話をしたいと思います!
まず普段皆様も飲まれているような大手のビールと富士見醸造所で作られてるビールの大きな違いは酵母が生きて入っているか?というところで保存方法が大きく異なってくるみたいです!

1番大きな点として保存の温度です。富士見醸造所で作られてるビールは酵母が生きた状態で入っている為酵母が休眠期間に入って貰えるよう冷たくして眠ってもらってます。
これが大手のビールのように常温保管してしまうと、酵母が活動を始めてしまい、味や、ガス圧に変化が出ることになってしまいます。

これまでデメリットが多いかな?と思いますが、酵母入りビールのメリットとしては酵母の成分のうち約50%がタンパク質です。そこには18種類のアミノ酸がバランスよく含まれていて、体内で作ることができない必須アミノ酸が8種類も含まれています。アミノ酸には代謝を促進したり免疫力をアップする働きがあるので、健康維持にも一役買ってくれそうです。
また、不足しがちなビタミンB1、B2、B6、ナイアシン、葉酸などビタミンB群も豊富に含まれています。ビタミンB群は、体内に取り入れた栄養素のエネルギー変換を助ける働きがあるので、新陳代謝を活発にする効果も期待されます。新陳代謝がよくなることで、疲労回復の促進や皮膚や粘膜などを健康な状態に保つ手助けにもなります。
さらにカルシウム、カリウム、マグネシウムなどのミネラルも豊富に含まれています。とくにカリウムの量が多く、ナトリウムを体外に排出する作用があるため、塩分の摂り過ぎを調節してくれます。ちなみに、ビールを飲むとトイレが近くなったり、塩気のあるおつまみがほしくなるのは、このカリウムの働きによるものらしいです!
そんな効果を持つたくさんの栄養素が含まれているビール。紀元前のエジプトや古代ギリシャでは、ビール酵母が薬として使われていたという記述もあるというのですから、体に悪いわけは無いとも言えると思います!

やっぱり飲み過ぎは良くないらしいので僕もそこはしっかりと注意しつつ、暑さやコロナに負けないようにシッカリと免疫アップしていきます!
皆様も体調を崩しやすい時期ですのでお気をつけて夏休みをお過ごし下さい。